セミナー内容情報

脈から学ぶ不整脈

  •  心電図は不整脈診療に欠かせない検査ですが、波形はなんとなく分かっても、患者さんの状態と結びつかない、と感じることは少なくありません。本セミナーでは、「脈」という最も身近な身体所見から、不整脈を理解する視点を学びます。

     本セミナーの特徴は、心電図・血圧・脈の関係を改めて整理し、三者を一体として理解することです。これにより、不整脈は単なる心電図異常ではなく、循環動態の変化として把握しや
     脈や血圧の変化について知ることは、患者さんを知る最も身近な手段です。本セミナーを通して、脈・血圧・心電図が一本の線でつながり不整脈が立体的に理解できるようになります。日常臨床にすぐ役立つ実践的な学びの場として、ぜひご参加ください。

     

    プログラム 

    午前

    ・刺激伝導路系と心電図波形

    ・心臓の活動と心電図の関係

    ・血圧と脈との関係

    ・洞調律時の血圧と脈

    ・脈圧と心機能の関係

    ・血圧維持管理の考え方

    ・心拍数と脈拍数の関係

    ・平均血圧の意味

    ・心房と心室の連携

    ・運動時と非運動時の洞性頻脈

    ・ダブル・プロダクトという指標

     

    午後

    ・期外収縮で脈が飛ぶ理由

    ・頻拍時の血圧変化

    ・頻拍が心不全を招く理由

    ・頻拍を抑える薬剤の特徴

    ・心房細動と心房粗動、その違い

    ・心房細動が心機能に与える影響

    ・心室頻拍時、血圧はどうなるか

    ・徐脈と症状発生の関係

    ・ペースメーカ使用時の血圧

    ・その他、不整脈と脈の関係